理系研究者兼プロカメラマが人生が前向きになるような情報を心理、哲学などの分野から発信しています。

2019年11月26日火曜日

ゆるふわクリエイター達の願い『すみっコぐらし』

event_note11月 26, 2019 editBy kphoto0823

yahoo映画レビューで: 4.5/5 (‎1,073件) ※11/26時点
という驚異の高評価。

すみっコぐらしグッズも大変売れてるそう…

"泣けた泣けた"

と評判の映画なので、どんなもんじゃい!見てやろう!と思ったもの…

一人はなかなか難しかったので映画仲間と数人で鑑賞。

※多少ネタバレあります。



キャラクターの"すみっコ"達はそれぞれ悩みがあったり、人見知りだったり、正体を知られてはまずかったり、理由があって"隅っこ"が好きという設定。

なので、その"隅っこ"にいる理由に感情移入させて物語が展開するかと思ったら、そうでもない。

かわいいけど、キャラクターに厚みが無い。。

例えば、上記のようなコンプレックスこそ、実は強みだ!
みたいなストーリーだったら、凄く好きな話になったかも。

でも、ですね!!!
やっぱり良い!!!

最後の最後はやっぱり見て良い気分になる。

ちっちゃくて弱弱しいキャラクターが頑張ってれば、そりゃ"頑張れ!"となります。

そして、最後に絵本の中のヒヨコに仲間とおうちを作るために白紙のページにみんなで絵を描くというシーン。

これはクリエイター達の願いなんだと思いました。

自分の心の内に秘めた思いを抱えて世界との接点を探し、表現を通じて誰かの世界を救うというのは正にクリエイターそのもの。

「離れた世界を繋いで、救うのは"創作の力"である」というクリエイターなら誰もが願うことだと思います。

子供向け作品でわかりやすくゆったりした表現ですが、癒しと前向きな思いが込められた優しい気持ちになれる作品でした!