『悪女』 (2018年2月公開)
アクションのレベルが桁違い!!!
犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒの話。
犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒの話。
韓国映画の"アシュラ"の見たときに、こりゃもー、、今の日本のカーアクションは到達できないな。。。なんて思っていましたが、
本作のアクションはそれ以上!見たことない桁違いのアクション!
最近のアクションの進化といえば『ジョンウィック』の近接戦闘と多彩なガンアクション、『アトミックブロンド』の疑似ワンカットなどありますが、
本作ではこれらの最近のアクションに韓国映画独特の暴力描写を加えたバイオレンスかつスタイリッシュなアクションが見もの!
オープニングから『ハードコア』のような一人称視点でのアクション、FPSゲームのように次々と襲いかかってくる敵バッタバッタとなぎ倒し、いきなり観客を映画の中に引きずり込んだかと思いきや、鏡を使ったカット割りで演出された主人公登場シーンが実にかっこいい!
そして、カーアクション!
目まぐるしいカメラワークで、バイク3台で刀振り回しながらのカーチェイスとか、どうやって撮ってるのか意味が分からん。。。
ワンシーンをCG処理で疑似的につなぐ疑似ワンカットと広角レンズを多用して、俳優に極端に近い場所で撮影するのでスピード感が半端ない!
目まぐるしいカメラワークで、バイク3台で刀振り回しながらのカーチェイスとか、どうやって撮ってるのか意味が分からん。。。
ワンシーンをCG処理で疑似的につなぐ疑似ワンカットと広角レンズを多用して、俳優に極端に近い場所で撮影するのでスピード感が半端ない!
ひと昔前だとマッドデイモンの『ボーン』シリーズのように、短いカットでスピード感を出す手法が多様されていましたが、この短いカットを繋ぐ手法だと、どうしてもそのシーンで何が起こっているのかわかりずらい。。。
一方で、本作のように広角レンズで、俳優と共に背景がしっかり写っていると、位置関係が分かりやすく、かつ、ワンカットなので流れがわかりやすい。この手法は本当に発明!
で!この広角+長回しの手法を多用しているのが、レオナルドディカプリオ『レヴェナント』、サンドラブロックの『ゼロ・グラビティ』の撮影監督であるエマニュエル・ルベツキこの人の映像美しくてすごく好きです。
これらの作品と比較すると、本作のほうが画面の荒々しさが際立ち、暴力描写と相まって、アクションの壮絶さが協調され、主人公の心情表現が見事に演出されていると思います!