理系研究者兼プロカメラマが人生が前向きになるような情報を心理、哲学などの分野から発信しています。

2020年1月8日水曜日

中田敦彦『ブランド構築の7要素』の元ネタでAppleを分析

event_note1月 08, 2020 editBy kphoto0823

■『ブランド構築の7要素』の元ネタは?

いつも楽しく勉強させて頂いてる。
中田敦彦のYouTube大学』のサブチャンネル『中田敦彦の2nd YouTube』で取り上げられていた『ブランド構築の7要素』


色々と調べてみると元ネタがこちらのようです。





”All communities are designed with seven(7) key elements that create, drive and sustain that community.”

"すべてのコミュニティは、そのコミュニティを創造、推進、維持する上で7つの主要な要素で設計されています。"

もう少しいうと、この7つの要素があればそのコミュニティーがより強固なものになると言えるわけです。

1.Creation Story (ブランドが作られたストーリー)
自分がなぜそのコミュニティーを作るに至ったストーリー?

2.Cread(信条)
自分が何を信じているかこと?

3.Icons(象徴)
一目見ただけでそのブランドとわかるものがあるか?

4.Rituals(儀式)
定期的にコミュニティーと繋がる手段があるか?

5.Lexicon(特定の言語)
そのコミュニティーでしか通じない言語があるか?

6.Non-believers(信じない人)
コミュニティーを受け入れない人達がいるか?

7.Leader(リーダー)
そのコミュニティーを率いるリーダーがいるか?

動画ではDaigoさん、中田敦彦さん、鴨頭嘉人さん、Dan Lokさんが取り上げられていました。

最近だと"NHKから国民を守る党"の立花孝志さんも7つの要素に当てはまるのではないかと思います。

■『ブランド構築の7要素』をAppleで考える。

動画の中では7.Leaderとしてスティーブジョブズが挙げられているので、Apple好きコミュニティーを例にとると

1.Creation Story (ブランドが作られたストーリー)
スティーブ・ジョブズがAppleを創設するまでのストーリー


2.Cread(信条)
美しいデバイスを世の中に広めたいという思い

3.Icons(象徴)
Appleのロゴ

4.Rituals(儀式)
製品発表会

5.Lexicon(特定の言語)
"i" , "mac"という言葉だけでイメージするもの

6.Non-believers(信じない人)
windowsを使う人

7.Leader(リーダー)
スティーブ・ジョブズ

■『ブランド構築の7要素』をコミュニティーに入る側から考える。


コミュニティーに入る側から考えると7つの要素の中でも最初に重要とされるのが以下の2つではないでしょうか。

1.Creation Story (ブランドが作られたストーリー)
2.Cread(信条)

"コミュニティーが作られたストーリーに感動した"
または、
"自分の信条と一致している"

という動機が無ければ、コミュニティーに入りたいと思わないはずです。

次に以下3つ

3.Icons(象徴)
4.Rituals(儀式)
5.Lexicon(特定の言語)

これらの要素を用いてコミュニティーを維持、推進させます。

6.Non-believers(信じない人)

さらにコミュニティーを強固にするために、自分たちの理想を邪魔する敵を作ります。

7.Leader(リーダー)

そのリーダーは1~6まですべてを自分のものにした人物である必要があります。


中田さんはストーリーと信条が弱いと言われていましたが、記事を読まれた方はどの要素が強く、どの要素が弱いでしょうか?
ブランド、コミュニティー作りのきっかけになれば幸いです!


■オススメ書籍

以下はマーケティング関係の著書ですが、ブランディング、コミュニティー構築で、最初に重要な以下2つの要素を効率良く伝達することに役立つと思われます。宜しければぜひ!

1.Creation Story (ブランドが作られたストーリー)
2.Cread(信条)


ザ・コピーライティング――心の琴線にふれる言葉の法則


『シュガーマンのマーケティング30の法則 お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは』