理系研究者兼プロカメラマが人生が前向きになるような情報を心理、哲学などの分野から発信しています。

2014年11月12日水曜日

『それでも夜は明ける』(2012)

event_note11月 12, 2014 editBy kphoto0823
『それでも夜は明ける』(2013)
2013年にアカデミー賞作品賞を受賞した
黒人奴隷をテーマにした映画。

昨今、政府は腐ってる!企業は搾取してる!
なんて不満は絶えませんが、どんなに言っても、
文明社会に生かされてると思います。

もし、秩序なき個人主義を貫けば、
過激化する秩序無き競争は貧富の差を広げ、
搾取される側は人間としての尊厳さえも奪われてしまう。

その悪しき一例が奴隷制度。

この映画は市民権を持った黒人であるソロモン・ノーサップが
誘拐され、奴隷市場で売られた後、十数年奴隷として扱われたというの実話を
ベースに当時の秩序の無い世界が如何に残酷かを生々しく表現しています。

生きることの尊さ、あきらめない心に感動させられると共に、
労働環境、貧富の差、社会制度、道徳教育等、あるべき社会への様々な課題について
考えさせられるという点でもお勧めの一本です。

ちなみに、
虐げられた奴隷が爽快に復讐していく話がお好みなら
クエンティンタランティーの『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)をお勧めします!