2013年にアカデミー賞作品賞を受賞した
黒人奴隷をテーマにした映画。
昨今、政府は腐ってる!企業は搾取してる!
なんて不満は絶えませんが、どんなに言っても、
文明社会に生かされてると思います。
もし、秩序なき個人主義を貫けば、
過激化する秩序無き競争は貧富の差を広げ、
搾取される側は人間としての尊厳さえも奪われてしまう。
その悪しき一例が奴隷制度。
この映画は市民権を持った黒人であるソロモン・ノーサップが
誘拐され、奴隷市場で売られた後、
ベースに当時の秩序の無い世界が如何に残酷かを生々しく表現して
生きることの尊さ、あきらめない心に感動させられると共に、
労働環境、貧富の差、社会制度、道徳教育等、
考えさせられるという点でもお勧めの一本です。
ちなみに、
虐げられた奴隷が爽快に復讐していく話がお好みなら
クエンティンタランティーの『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)をお勧めします!